福島県福島市の行政書士・社会保険労務士の菅野です。
以前に労使協定書を作っていただけませんかとの電話の問い合わせが入りました。話を聞くと社会保険労務士が顧問になっている企業でした。何でもその社会保険労務士は従業員の被保険者資格取得や喪失関係の業務しかやっていないようです。
他の社会保険労務士の業務スタイルにどうこう言うつもりはないですが、就業規則作成とか助成金申請ならやらないことはホンのチョット理解できなくもないですが、労使協定書程度の難易度とボリュームを考えると、やらない社会保険労務士がいること自体が信じられない気持ちです。
想像するに高齢者の社会保険労務士だったのかも知れませんが、それでも顧問となっている以上今まで労使協定書を作成してこなかったことは理解に苦しみます。労使協定書といっても様々ありますが、それでも労使協定書程度の書類は調べて作ることは社会保険労務士の資格を有する者の当然の責務ではないでしょうか。
士業者は定年はありませんが、それでも勉強する気概がなくなったとき老兵は死なず、単に消え去るのみではないでしょうか。
ただ、資格取得や喪失手続きで顧問契約を続けていけるのは羨ましい限りです。
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